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大人気の「3Dプリンター✕DIY」シリーズ、今日の話題はオリジナルの小物入れをデザイン&3Dプリントするお話しです。
どこにでもあるようなパネルヒーター。

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いつもパネルヒーターの上に手元が来る位置関係で、もしこのパネルヒーターの上に小物入れがあったら物凄く便利な状況だったとします。

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そこで3D-CAD(SolidWorks)を使ってパネルヒーターの上面形状に合致させたワンオーダーの小物入れをデザインしてみました。
ワンポイントとしてお気に入りのイニシャルを一文字立体化させ、それを取っ手にしてみました。取っ手を引くと横にスライドしてフタが開く構造です。3Dプリンターでのサポートを意識してパーツは全部で4パーツに分解しました。
後から接着剤で接合して組み立てます。

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3Dプリント完了!当たり前ですがデザイン通りカタチになります。
3Dプリンターを使ってかれこれ10年近くになりますが、3D-CADで作成したものがリアルな立体になる感動は今でも変わりません。

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早速フィッティングテストです。SolidWorks上でシミュレーションしているので間違いはないのですが、この瞬間はいつも緊張ですね。

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小物入れの下にある突起物がパネルヒーター上部のメッシュにハマって横方向には全てホールドされる仕組みです。

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バッチリハマっています。計算通りです。

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パネルヒーター上部のメッシュは規格が同じであるため、他の部屋のパネルヒーターにも取付可能です。

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容量も大きく、推定900mlくらいはあります。

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スライド部分は、本体とフタの隙間が設計の肝です。フタがスムーズにスライドできるように微調整してあります。

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スムーズなスライドでストレス無く、開閉は前後関係なくどちらからでも開きます。

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全体の平均肉厚は2mmで設定しておりますので、持った感じは射出成型品よりも軽いです。

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PLAを使っているので耐熱温度の心配もあります。一般的には50度前後と言われていますが、パネルヒーターがちょうどそれくらいの温度ですので冬場にどう変化するか、検証してみます。

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前回同様次世代型DIYとして3Dプリンターを使ったデジタルファブリケーションを紹介させて頂きました。今回は単に3Dデータだけ作成できれば完成するものではなく、3Dプリントの知識やノウハウも同時に求められるような形状です。どうやって部品を分割するか?いかに組み立てるか?組み上がった後の動きを想像しなからデザインしなければなりませんので、難易度はちょっと高めです。しかし3D-CADを使いこなせれるようになると、そんな課題も楽しく乗り越えられるようになります。みなさんも是非家庭用品製作にチャレンジしてみてください!

 

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株式会社札幌立体データサービス
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北海道で立体データ作成業務を行っております。3Dプリンター用のデータ作成、3D CAD SolidWorksによる製品デザイン、SolidWorksの講師業務などが主な業務です。
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